せめてもの情け。[雑記]

今日はやたらと寒く、ガタガタ震えながら帰宅しました。週末は夏のように暑かったのに。

暑さが落ち着きかけている今日この頃、憎い相手への情けのかけ方を考えています。


今年は記録的な猛暑で、蚊があまり活動していなかったと聞きます。実際、私もあまり刺されていません。今のところ、皮膚の状態がかなり良い(例年ならば、蚊に刺されを掻き壊して全身血みどろ)です。


ただ、涼しくなってから蚊が活動し始めるという噂もあります。この頃、涼しくなりかけていますから、油断は禁物のようです。

壇蜜さんのブログによると、今になって蚊に刺され被害が出始めているそうな…。


今年は蚊たちにとって辛い夏であったことは確かでしょう。そんな中、種の存続のためにこれから必死で血を吸わねばならぬという事情もあるのでしょう。ただ、彼らにも彼らの言い分があるにせよ、私は黙って彼らに血を吸わせるつもりなど毛頭ないのです。

毎年私を血だらけにする彼らが憎い。もう、とっとと絶滅してしまえばいい。彼らに対する私の気持ちは、いつだってこんな感じ。


ところで、最近は殺虫剤に「害虫をなるべく苦しまずに仕留める工夫」がなされているそうです。具体的には、ゴキブリを苦しませずに殺すための成分が研究され、実用に向け実験がなされているのだとか。

人間にとって害のある存在というだけで、殺され続ける虫たち。

こんなのは理不尽で可哀想だ、とは思いつつ、殺すことを止めるつもりはないので、せめてもの配慮をしよう、という考えでしょうか。


…たしかに、無駄に苦しませないための配慮は、情けは、必要なのかもしれません。いくらゴキブリが、蚊が、憎くとも。


日本ではまず、蚊に刺されたからといって人は死なない。それなのに、刺されたからといって、蚊を叩いて殺す。これは過剰防衛でさえあるのかもしれません。正当防衛ではなくて。

こう考えてしまうと、なんだか蚊を殺してはいけない気すらしてきました。

まぁ、気がしてきただけで、きっとこの先、何千匹もの蚊を叩き殺しますが。蚊が憎すぎるので。血も涙もない人間なので。





「せめて苦しまないよう、一瞬で仕留める」

私がかけてやれる、蚊に対するありったけの情け。

これが限界っす。